運営者情報

はじめまして。
数あるブログの中から「湯の香りにつつまれて」を見つけてくださって、ありがとうございます。
運営している yuno です。

週末や連休に予定が空くと、気づけばカメラをバッグに放り込んで温泉地へ向かっている──そんな生活をもう何年も続けています。
温泉に浸かっている時間だけは、仕事のことも、明日のことも、全部忘れていいと自分に許可を出せるんですよね。

このブログは、そんな私の温泉巡りの記録です。
すごい発見があるわけじゃないかもしれません。でも、湯けむりの向こうで出会った小さな感動や、「ああ、来てよかったな」とつぶやいた瞬間を、ひとつひとつ大切に残しておきたくて、書き続けています。

温泉の専門家でもなんでもありません。
ガイドブックに載っていないような路地裏の共同浴場にわくわくしたり、泉質の違いにいちいち感動したり、湯上がりのコーヒー牛乳で「あぁ幸せ…」と本気で思ったり。
そういう、ごく普通の「温泉好き」です。

私の原点──祖母と過ごした、あの夏の記憶

温泉が好きになったきっかけ、と聞かれたら、迷わずこの記憶を話します。

毎年夏休みになると、祖母が決まって連れて行ってくれた山あいの小さな温泉旅館。
窓の外では蝉がこれでもかと鳴いていて、少し熱めのお湯に恐る恐る肩まで沈むと、硫黄の香りがふわっと鼻をくすぐりました。
湯上がりに、汗だくのまま縁側に座って、祖母と並んで瓶のコーヒー牛乳を飲む。うちわをぱたぱた。それだけで、子どもの私にとっては最高の夏でした。

泉質なんて言葉も知らなかったけれど、温泉から上がった後の、体の芯がじんわりと温かくて、なんだか心まで軽くなるような──あの不思議な感覚は、ちゃんと覚えています。
そして何より、隣でにこにこしていた祖母の横顔。
あの情景が、今も私の中にずっとあります。

社会人になって数年。毎日仕事、週末は寝て終わり、みたいな生活を続けていたある日。
ふと、あの山あいの温泉旅館のことを思い出しました。硫黄の匂い、蝉の声、祖母の笑顔。
「もう一度、あの感覚を味わいたい」
ほとんど衝動的に、電車に飛び乗り温泉地へ。

お湯に浸かった瞬間、ガチガチだった肩の力がすとんと抜けて、冷え切っていた手足の先にじわじわと血が巡っていくのがわかりました。ぐるぐる回っていた仕事の不安が、湯気と一緒にふーっと上に消えていく。
大げさじゃなく、「体が息を吹き返した」という感覚でした。

あの日から、「次の休みはどこの温泉に行こう?」と考えるのが、私の一番の楽しみになりました。

気づいたら、温泉分析書を読むのが趣味になっていた

最初はただ「気持ちいい!」「最高!」だけで満足していた温泉巡り。
でも何ヶ所も巡るうちに、だんだん気になってくるんです。

「なんでここのお湯は入った瞬間に肌がつるっとするんだろう?」
「あの温泉の、ちょっと錆びたような不思議な香りの正体って何?」

気づけば脱衣所にある温泉分析書を眺め、数字とカタカナの羅列を解読するのが楽しみになっていました。
あれって、温泉の「プロフィール帳」みたいなものなんですよ。お湯の個性が全部詰まっている。

単純温泉のやさしい包容力、塩化物泉のぽかぽかが続く保温力、硫黄泉のデトックス感、炭酸水素塩泉のとろとろ美肌効果──。
泉質の違いがわかるようになると、「今日は疲れてるから塩化物泉でゆっくり温まろう」「肌荒れしてるからアルカリ性の美人の湯がいいな」なんて、自分だけの”温泉処方箋”が書けるようになるんです。これがまた、楽しい。

さらに温泉地の歴史や文化を知るほどに、お湯の向こうには何百年もの人の営みがあることに気づきました。温泉を守り、次の世代に繋いできた地域の方々の存在。
私にとっての温泉は、いつしか「趣味」から「誰かと分かち合いたい大切なもの」へと変わっていました。

「湯の香りにつつまれて」3つのお約束

このブログが、あなたにとって「信頼できる旅の友」でありたい。
だから、記事を書く上で、自分自身に課している3つのことがあります。

1. 「行ってみたい!」につながる、正直な言葉で伝えます
実際に訪れた温泉は、その場の空気感──湯気の立ち方、お湯の手触り、帰り道の気持ちまで──できるだけそのまま言葉にします。
まだ訪れていない温泉地をご紹介する際にも、公式サイトや信頼できる資料をしっかり読み込んで、「自分が行くなら何を知りたいか」を軸に、一つひとつ丁寧に調べて書いています。

2. 「気持ちよかった!」だけで終わらせません
感想はもちろん大切。でも、それだけでは「じゃあ私も行こうかな」の判断材料としては足りないと思っています。
泉質や効能については公的機関や専門団体の情報を確認し、加温・加水の有無やアメニティなど、知っておきたいことも正直に書くようにしています。

3. お湯と、その土地への敬意を忘れません
温泉は、地球が何万年もかけて届けてくれた贈り物。そして、それを大切に守ってきた地域の人たちがいる。
そのことをいつも心に置いて、感謝と敬意が伝わる言葉を選ぶことを、自分との約束にしています。

読んでくださっている、あなたへ

いつもこのブログに来てくださって、本当にありがとうございます。
アクセスの数字を見るたびに、コメントをいただくたびに、「書いてよかったな」と思うし、「次はもっといい記事を届けたい」と素直に思えます。あなたの存在が、私の原動力そのものです。

このブログが、あなたの「次の旅先」を見つけるきっかけになったり、忙しい毎日の中でほっと一息つける場所になったり、「日本にはまだこんな素敵なところがあるんだ」と知る入口になれたら。
それだけで、ブログを続けている意味が全部報われる気がします。

さあ、次はどこの湯けむりに会いに行きましょうか。
あなたと一緒に「ああ、いいお湯だったね」と言い合える日を、楽しみにしています。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

yuno ノートも始めました!