こんにちは。湯の香りにつつまれて、運営者の「yuno」です。
結婚という大きな節目で、両親からいただくお祝い。本当にありがたいですよね。でも、その一方で「両親への結婚祝いのお返しって、そもそも必要なの?」「もし贈るなら、内祝いの相場はいくらぐらい?」「義両親と実両親で、金額が違う場合はどうしよう…」と、悩んでしまう方も多いかなと思います。
特に、両親から「お返しはいらないよ」と言われた時の対応は、すごく迷いますよね。言葉通りに受け取っていいのか、それとも何か贈るべきなのか…。私自身も、パートナーと「どうするのが一番いいんだろうね」と、かなり話し合った記憶があります。
この記事では、そんな「両親への結婚祝いのお返し」に関するさまざまな疑問や不安について、基本的なマナーから具体的な品物選び、そしてデリケートな金額の問題まで、私の経験や調べたことを交えながら、詳しく掘り下げていきたいと思います。
- 両親へのお返し(内祝い)が必要な本当の理由
- お祝い額別の相場と「高額な場合」のスマートな対応
- 「いらない」と言われた時のベストな対処法
- 実家と義実家で金額が違う時の角が立たない方法
両親への結婚祝いのお返しの基本

まずは、両親へのお返しに関する「基本的な考え方」から整理していきましょう。一般的な友人や知人へのお返しとは、少し事情が異なる部分もあるんです。
「お返し」と聞くと義務的な感じがするかもしれませんが、これは新しい家族としての「最初のコミュニケーション」とも言える大切なステップ。相場や「いらない」と言われた時の対応など、まず押さえておきたい基本ルールについて見ていきますね。
義両親と実両親、対応の違い

まず大前提として、実の両親も、パートナーの両親(義両親)も、どちらにも感謝の気持ちを伝える「内祝い」は贈るのが基本かなと、私は思います。
「自分の親は『いらない』って言ってるから、両家ともナシでいいよね」と夫婦のどちらかが一方的に決めてしまうのは、ちょっと待って。特に義両親からすると、「配慮が足りないかも?」と思われてしまう可能性もゼロではありません。
「内祝い」と「お返し」の言葉の違い
そもそも「内祝い」とは、本来「自分たちの家庭に喜ばしいことがあったので、その幸せや喜びをお裾分けする」という、自発的な贈り物のこと。いただいたものに対する返礼、という「お返し」のニュアンスとは少し違うんですね。
両親に対しては、この「内祝い」の精神で臨むことが、新しい家族関係を築く上でとても大切です。
新しい家族としての最初のコミュニケーション
結婚は新しい家族関係のスタートです。心のこもった内祝いを贈ることは、義両親とのこれからの良好な関係づくりにも、きっと良い影響を与えてくれるはずです。
実の両親へは「今まで育ててくれてありがとう」という素直な感謝を、義両親へは「これから家族としてよろしくお願いします」という敬意とご挨拶の気持ちを込めて。その心構えの違いが、贈るものやメッセージにも表れてくるかもしれませんね。
「いらない」の真意と対処法
これ、一番悩ましいですよね。「お返しはいらないよ」という言葉。
この言葉の裏には、大きく2つの意味があると言われています。
- 「新生活にお金を使いなさい」という本心からの配慮
- 「(半返しのような)形式的で高額なものは不要」という建前
この真意をどう受け取るか、実の両親か義両親かで対応を変えるのが賢明かなと思います。
実の両親から言われた場合
言葉に甘えても良いケースが多いです。でも、本当に何もしないのは避けたほうが無難。高価なものではなく、「ありがとう」の気持ちを込めた手紙や、両親が好きなお菓子、きれいな花束など、気を遣わせない「ささやかなもの」を贈るのがおすすめです。
二人の写真を入れたデジタルフォトフレームや、一緒に食事に行く約束なども喜ばれるかもしれませんね。
義両親から言われた場合
これは最も慎重な判断が必要です。言葉通りに受け取って「何もしない」のは、今後の関係を考えるとリスクがあるかも…。かといって、高額な品物を贈るのも「気持ちを汲んでもらえなかった」とガッカリさせてしまうかもしれません。
「いらない」と言われたのに、相場通りの高価な品物を送ってしまうと、「自分たちの(負担をかけたくないという)気持ちを無視された」と感じさせてしまう可能性もあるんです。
じゃあ、どうすればいいの? という話ですが、おすすめは「お返しの形態転換」です。
感謝の「形態転換」という考え方
つまり、「高価な品物」ではなく、「別のコト(体験)やキモチ(関係性)」で感謝を示す方法です。
- 新居に招いて、手料理でおもてなしする(レストランの個室で食事会を開くのでもOK)
- 新婚旅行のお土産を、他の方より少し奮発して、良いものを贈る
- これからは、両親の誕生日や母の日・父の日をきちんとお祝いする
- 定期的に実家に顔を見せて、元気な姿を見せる(電話やビデオ通話をこまめにする)
「いらない」という言葉は、「高額な内祝いは不要です。その代わり、これからは親孝行として、私たちのことを継続的に気にかけてね」というメッセージとして受け取るのが、一番誠実な対応かもしれませんね。
高額なお祝いをもらった場合

両親からのお祝いは、時に20万円、50万円、100万円といった高額になることもあります。これはもう「ご祝儀」というより、二人の新生活や結婚式の費用を支えるための「資金援助」という意味合いが強いですよね。
このような高額な援助に対して、一般的な相場である「3分の1」を律儀に適用するのは、逆に両親の意図に反してしまうかも。
例えば、100万円の援助に33万円の内祝いを贈るのは、新生活を始めたばかりの二人にとって大きな負担です。両親の「足しにしてほしい」という温かい気持ちを、そのまま突き返すことになりかねません。
高額なお祝いをいただいた場合は、相場にこだわらなくても大丈夫。目安として、100万円のお祝いでも、一時的な「品物」のお返しは2〜3万円前後でも問題ないとされています。
「え、それじゃ少なすぎない?」と感じるかもしれませんが、ここでも「感謝のポートフォリオ(組み合わせ)」という考え方が役立ちます。
高額なお祝いへの「感謝のポートフォリオ」戦略
高額なお祝いへのお返しは、「単発の品物」ではなく、以下の3つの要素の「組み合わせ」で考えるのがおすすめです。
① 即時的な内祝い(品物)
まずは「内祝いを省略しなかった」という形を整え、感謝を伝えるため、2〜3万円程度の品物を贈ります。この予算なら、両親二人で楽しめる旅行や食事などの「体験ギフト」(カタログギフト形式)も選べますね。
② 中長期的なおもてなし(コト)
品物では返しきれない感謝の気持ちを、「体験」で補います。「いらない」と言われた時の対応でも触れた、新居での食事会や、奮発した新婚旅行のお土産がこれにあたります。
③ 継続的な親孝行(関係性)
これが最も重要です。高額な援助は「これからの二人の人生」への投資でもあります。
だから、お返しも「一回きり」ではなく、「継続的」に行うのが筋です。定期的に顔を見せたり、誕生日をお祝いしたり。「元気で、仲良くやっているよ」と見せ続けることが、両親が一番望んでいるお返しです。
つまり、100万円へのお返しは、「3万円の体験ギフト」+「新居での食事会」+「これからの継続的な親孝行」の総体なんです。この「長期分割型のお返し」という考え方なら、プレッシャーを感じすぎず、心からの感謝を行動で示し続けられますね。
内祝いの相場と適切な金額
「高額な場合は相場にこだわらなくてOK」と書きましたが、一般的な相場も気になりますよね。
結婚内祝いの一般的な相場は、いただいたお祝いの「半返し(2分の1)」から「3分の1」と言われています。
相場に「3分の1」が推奨される理由
なぜ両親には「3分の1」が目安とされるのでしょうか?
これには理由が2つあると考えられています。
- 相手が目上の方であるため
両親は新郎新婦にとって「目上」の存在です。目上の方へのお返しは、半返しだと「多すぎる」とされ、3分の1程度に控えるのがマナーとされることがあります。 - いただくお祝いが高額なため
友人や同僚からのご祝儀(例:3万円)へのお返しは半返し(1万5千円)が主流ですが、両親からのお祝いは10万円、20万円と高額になることが多いです。高額なお祝いに対しては、お返しの割合を下げて「3分の1」程度にするのが一般的です。
このため、両親への内祝いの相場は「3分の1」を目安にするのが、最も合理的かつ一般的かなと思います。
ただ、これはあくまで目安。先ほどの「高額な場合」のように、いただいた金額やご家庭の考え方によって、柔軟に対応するのが一番です。5万円のお祝いに2万円(3分の1以上)のお返しをするなど、ご夫婦で話し合って決めるのが良いですね。
【参考】両親への内祝い相場(目安)
| 頂いたお祝い額 | 内祝い目安(3分の1) | 内祝い目安(半返し) | 推奨(目安) |
|---|---|---|---|
| 5万円 | 約17,000円 | 25,000円 | 17,000円~25,000円 |
| 10万円 | 約33,000円 | 50,000円 | 33,000円前後 |
| 20万円~ | (高額対応を参照) | (高額対応を参照) | (高額対応を参照) |
※ご注意ください:これらの金額は、あくまでも一般的な目安の一つです。送料は品物代とは別に考えます。最終的な金額は、ご両親との関係性やご夫婦の経済状況を踏まえて、無理のない範囲で判断してくださいね。
新婚旅行のお土産はあり?
新婚旅行のお土産を、内祝いの代わりにするのはアリでしょうか?
これは、相手といただいた金額によります。
お土産だけで済ませるのは避けるべき
結論から言うと、両親から10万円以上といった高額なお祝いをいただいた場合、お土産「だけ」で済ませるのは避けるべきです。
これは明らかに礼節を欠いてしまう可能性があります…。お土産はあくまでお土産であり、改まった「内祝い」とは別のもの、と考えるのが一般的です。
この場合のお土産は、あくまで「内祝いの品物」に添える「プラスアルファの感謝のしるし」と位置づけるのが正解です。
お土産選びのポイント
両親へのお土産は、他の方へ配る「ばらまき菓子」とは別に、少し奮発して良いものを選びたいですね。現地の上質な工芸品や、高級なお酒、美味しいお菓子など、「あなたたちのために、特別なものを選んできました」という気持ちが伝わることが大切です。
「内祝いの品物」+「(奮発した)新婚旅行のお土産」+「楽しかった思い出話」の3点セットで、感謝を伝えるのがベストですね。
食事会で感謝を伝える方法

内祝いの品物を贈る代わりに、両親を食事会に招待するのも、とても立派な「お返し」です。品物よりも、一緒に過ごす時間を喜んでくれるご両親も多いかなと思います。
食事会の場所選び
場所は、二人の新居に招いて手料理をふるまうのが、一番アットホームで喜ばれるかもしれません。でも、準備が大変だったり、スペースの問題があったりもしますよね。
その場合は、無理をせず、両親がリラックスできるレストランの個室などを予約するのがおすすめです。少し高級なホテルのレストランや、老舗の料亭などで、ゆっくりと感謝を伝えるのも素敵です。
ご祝儀をいただく場合の戦略
ここで一つ、戦略的なポイントがあります。 もし、その食事会で両親から(追加の)ご祝儀をいただく可能性がある場合…。
一般的な披露宴や食事会では、お料理と引出物で「半返し」程度になるよう調整しますが、両親からは当日、予想以上の高額なご祝儀をいただくこともありますよね。他のゲストと同じ一律の引出物では、到底釣り合いが取れません。
そこでおすすめなのが、食事会当日はあえて「引出物をなし」にして、後日、判明したご祝儀の金額に見合った「内祝い」を別途贈るという方法です。
食事会の最後などに、「本日はありがとうございました。お礼は、後日改めてご挨拶させてください」と一言添えておくとスムーズです。
当日はおもてなしに徹し、お返しは後日しっかり行う。このほうが、高額なお祝いに対しても、きちんと礼儀を尽くせるスマートな対応かなと思います。
失敗しない両親への結婚祝いのお返し

ここからは、より実践的な内容です。基本マナーを押さえた上で、具体的に「何を贈るか」「どう贈るか」を見ていきましょう。
品物選びから、贈るタイミング、そして意外と見落としがちな「のし」のマナー、デリケートな金額の問題まで、失敗しないためのポイントを詳しく解説しますね。
喜ばれる品物アイデア
両親世代に喜ばれる品物って、何でしょう? いくつか人気のカテゴリーをまとめてみます。
定番・実用的なギフト(グルメ・日用品)
世代を問わず、最も失敗が少ないのが「消えもの」であるグルメギフトです。自分ではなかなか買わないような高級なお肉(ブランド和牛など)や、老舗の和菓子、有名パティシエのお取り寄せスイーツなどは、食卓が華やいで喜ばれますね。
毎日食べるお米も、食べ比べセットや魚沼産コシヒカリといったブランド米を選ぶと特別感が出ます。 タオルなどの日用品も定番ですが、贈る場合は、オーガニックコットンや今治タオルなど、普段使いのものより明らかに上質なものを選ぶのがポイントです。
記念に残るギフト(ペアグッズ)
結婚の記念として、形に残るものを贈りたいというニーズもあります。お酒を楽しむ両親にはペアグラスや高級な酒器、日常的に使ってもらえるものとして夫婦箸(めおとばし)も人気です。お箸は「人と人をはしわたしする」という意味もあって、縁起物としても素敵ですよね。
結婚式の写真を入れたフォトフレームも、思い出の品として喜ばれます。
「名入れ」ギフトの注意点
記念品として「名入れ」ギフトもよくありますが、これには大きな注意点があります。
趣味に合わない食器や置物、アルバムなどに名前や日付が刻印されていると、正直、もらった側が処分に困ってしまう…という声も。「捨てるに捨てられず、使うこともない」という、心理的な負担を与えてしまうかもしれません。
もし名入れをするなら、「後に残る」ものではなく、「消えもの」にするのが最適解です。
例えば、お酒(日本酒やワイン)のボトルや木箱への名入れなら、記念になりつつも、飲んでしまえば相手の負担になりません。お箸も、消耗品としての側面があるので、名入れギフトとして適しているかなと思います。
両親が選べるギフト(カタログギフト)
両親の好みがわからない、あるいは必要なものを選んでほしい場合に最適なのが、カタログギフトです。 ただ、価格帯が分かりやすいので、選び方によっては「手抜き」に見えてしまうリスクも。
両親へ贈る場合は、グルメ専門、旅行専門、あるいは上質な日用品だけを集めたような、テーマ性のある高品質なカタログを選ぶのがおすすめです。「選ぶ楽しさ」も一緒にプレゼントできると良いですね。
「体験」を贈るギフト(旅行・食事)
品物ではなく、両親二人の「時間」をプレゼントするのも、とても喜ばれます。ペアの食事券、温泉宿の宿泊券、ホテルのランチ券、個室スパ&エステチケットなどが人気です。
特に、高額なお祝いのお返しとして、5万円~10万円台の高級カタログギフトには、こうした「体験ギフト」が充実しているものが多いです。両親に「とっておきの時間」を過ごしてもらうのも、素敵な恩返しかなと思います。
贈る時期とのしのマナー
感謝の気持ちを正しく伝えるには、社会的なマナーも大切です。せっかくの贈り物が、マナー違反で台無しになってしまっては悲しいですよね。
贈る時期・タイミング
- 結婚式を挙げた場合: 結婚式後、1ヶ月以内を目安に贈ります。
- 入籍のみ(式なし)の場合: お祝いをいただいてから1ヶ月以内を目安に贈ります。
どちらの場合も、お祝いをいただいたら、まずは電話やお礼状で「3日以内」に感謝を伝えるのが先決です。内祝いの品はその後で大丈夫ですよ。
早すぎるのもNG?
お祝いをいただいてから内祝いを贈るまでが早すぎるのも、マナー違反と見なされることがあります。あまりにも早いと、「お祝いを待っていました」と言わんばかりの印象を与えかねません。
お祝いをいただいてから、早くても2週間程度は空けてから贈ると、より丁寧な印象になります。
手渡し? 配送?
内祝いは本来、手渡しするのが最も丁寧ですが、遠方であったり、お互いの都合が合わず1ヶ月以内を過ぎてしまいそうな場合は、配送で贈っても失礼にはあたりません。
その際は、必ず次で紹介する「メッセージカード」を添えましょう。
熨斗(のし)の完全マニュアル
両親への内祝いにも、熨斗(のし)紙をかけるのが正式なマナーです。 (実の両親へは、関係性によってはカジュアルなラッピングでもOKですが、義両親へは迷ったら必ずつけることを推奨します!)
熨斗の書き方には厳格なルールがあります。間違えやすいポイントなので、しっかり確認しましょう。
【結婚内祝い】熨斗(のし)の書き方
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 水引 | 紅白 または 金銀(10本) | 「結び切り」を使います。「一度きりのお祝い(繰り返さない)」を意味します。出産などで使う「蝶結び」(何度も結び直せる)は絶対に使用してはいけません。 |
| 表書き | 「結婚内祝」または「内祝」 | 「寿」も使用可能です。 |
| 署名(名入れ) | 新姓の下に、新郎(右)新婦(左)の名前を連名で書く | これが最も丁寧な方法です。新姓のみ、または夫婦の名前のみを連名で書くパターンもあります。 |
心に響くメッセージ文例

内祝いの品物には、ぜひ感謝の言葉を綴ったメッセージカードを添えましょう。配送の場合はもちろん、手渡しの場合でも、言葉では伝えきれない感謝を形にして残すことができます。
どんなに高価なギフトよりも、素直な言葉が心に響くことってありますよね。大切なのは、飾らない素直な言葉で感謝を伝えることです。
義両親向けのメッセージ(丁寧な言葉遣いで)
「この度は私たちの結婚に際し 素晴らしい贈り物を頂戴し誠にありがとうございました」「(品物を選んだ理由:お好きだと伺っておりましたので、〇〇をお選びしました)」「これからはふたりで支えあい温かい家庭を築いていきます」「未熟な二人ですが 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます」
…といった形で、①感謝、②これからの決意、③将来のお付き合いのお願い、の3要素を入れると、とても丁寧な印象になります。
実の両親向けのメッセージ(素直な言葉で)
「たくさんのご祝儀をありがとうございました」「ふたりで選んだ〇〇、気に入ってくれると嬉しいです」「これからはお父さんとお母さんのような笑顔あふれる家庭を築いていきたいです」「今までたっぷりの愛情を注いでくれて本当にありがとう」「これからも温かく見守ってください」
…など、これまでの感謝と、未来への決意を、自分の言葉で素直に伝えるのが一番です。
実家と義実家で金額が違う時
これは本当にデリケートな問題ですよね…。例えば、実家(自分の親)から30万円、義実家(パートナーの親)から10万円いただいた、というケース。
この場合の鉄則は、ただ一つ。 「内祝いは、いただいた金額に応じて、両家それぞれに個別に用意する」です。
金額に差が出るのは当然のこと
お祝いの金額が違えば、内祝いの金額にも差が出るのは、マナーとして当然のことなんです。失礼にはあたりません。
実家(30万円)には3分の1の10万円相当、義実家(10万円)には3分の1の3万3千円相当の内祝いを用意するのが、マナーに則った正しい対応と言えます。
問題は「角が立つこと」への懸念ですよね。 「相手の親御さんには、うちより少ないお返しをしたのかしら…」なんて思われたら、お互いに気まずいですよね。
これを円満に解決する鍵は、「夫婦間の情報共有」と「両家間の情報秘匿」にあります。
円満解決の2つの鍵
- 夫婦(新郎新婦)で話し合って決める
まず、両家への対応を夫婦ふたりでしっかり話し合い、合意することが大前提です。「自分の親にはちゃんとして、相手の親には適当で…」なんていう一方的な判断は、絶対ダメ。「私たち夫婦として」どう対応するかを決めましょう。 - 両家間で比較しない(させない)
内祝いは、「私たち夫婦」から、「夫の両親」と「妻の両親」それぞれへ個別に贈るものです。 したがって、一方の親に、もう一方の親からいくらもらったか、いくらお返ししたかを(不要に)共有しないこと。これが無用な摩擦を避ける最大の配慮です。
各家は「自分たちが贈ったお祝いに対して、『夫婦から』適切な(3分の1の)内祝いを受け取った」という事実だけが残ればOK。そこで完結させることが大切です。
最高の両親への結婚祝いのお返し

ここまで色々と書いてきましたが、結局のところ、両親への結婚祝いのお返しは、形式や金額にこだわりすぎる必要はないのかもしれません。
もちろん、マナーは大切です。でも、それ以上に大切なのは、感謝の気持ちを伝えること、そして二人が新しい生活をしっかりと歩んでいくことだと、私は思います。
これは、新郎新婦が人生の新たな門出を祝ってくれた一番身近なサポーターに対して、「これまで大切に育ててくれてありがとう」という感謝と、「これからは二人で力を合わせていきます」という決意を伝える、またとない最大のチャンスです。
どんなに高価な品物よりも、「いつもありがとう」「これからも見守っていてね」といった素直な言葉と、その感謝の気持ちを、品物や、食事会や、これからの継続的な親孝行といった「行動」で誠実に示し続けること。
それこそが、ご両親(実の両親、そして義両親)が最も望んでいる「お返し」であり、新しい家族としての良好な関係を築くための、最高の一歩になるんじゃないかなと、私は思います。

