須賀谷温泉への訪問を計画中、「熊」の出没情報が気になっていませんか。この地域を含む長浜市の熊情報や、隣接する米原市の熊の状況は、安全な旅行のために把握しておきたい点です。
特に歴史散策で人気の小谷城跡での熊出没の報告や、木之本、川道といった具体的な地名での目撃例もあります。
この記事では、滋賀県の熊出没の全体像から、長浜市熊出没マップや滋賀県熊出没マップの活用法まで、須賀谷温泉周辺の安全対策を詳しく解説します。
- 長浜市や米原市の最新の熊出没状況
- 小谷城跡など具体的なスポットの注意点
- 公式マップを活用した情報収集の方法
- 須賀谷温泉訪問時に実践すべき安全対策
須賀谷温泉と熊の出没情報について

- 長浜市の熊情報の最新動向
- 長浜市の熊出没マップの活用法
- 小谷城の熊出没の履歴と注意点
- 木之本の熊の目撃情報
- 川道の熊の出没状況
長浜市の熊情報の最新動向

須賀谷温泉が位置する長浜市では、近年ツキノワグマの目撃情報が相次いでおり、特に注意が必要な状況です。
特筆すべきは、2025年4月に発生したとされる人身事故です。報道によれば、JR長浜駅から約2キロメートルしか離れていない市内の住宅街(神照町)で、早朝に散歩中の住民がクマに襲われる事案が発生しました。
住宅街での人身事故の発生
この事故は、クマの活動域が山林だけでなく、人々の生活エリアにまで拡大している危険性を示しています。情報によれば、クマは神照町から川道町方面へ移動したとのことであり、広範囲での警戒が求められました。
この他にも、2025年に入ってから長浜市内の広範囲で目撃が報告されています。
- 余呉町柳ヶ瀬(柳ヶ瀬トンネル付近)
- 西浅井町大浦(西浅井体育館から南方の県道付近)
- 内保町((特養)ふくら付近、湯田まちづくりセンター付近)
- 常喜町(駐在所付近)
- 相撲庭町
- 西浅井町菅浦(奥琵琶湖パークウェイ)
これらの情報は、早朝や夜間(21時過ぎなど)の目撃も含まれており、時間帯を問わず注意が必要です。福祉施設や体育館、観光道路など、多様な場所での出没は、クマが特定の場所を避けることなく広範囲に行動していることを示唆しています。
長浜市の熊出没マップの活用法

訪問前に、長浜市や滋賀県が公開している「熊出没マップ」を必ず確認し、最新の目撃情報をリアルタイムで把握することが非常に重要です。
クマの行動範囲は日々変わるため、数日前には安全だった場所でも、新たな目撃情報が寄せられる可能性があります。自治体が提供するマップは、こうした最新情報を反映している最も信頼できる情報源の一つです。
例えば、他の自治体(大津市など)では、市民からの通報を目撃情報としてリアルタイムで地図に反映させる取り組みを行っています。長浜市に関しても、市の公式サイトや防災情報ページを事前に確認してください。
マップの確認と情報収集の方法
- 長浜市の公式ウェブサイト
まずは「防災情報」や「有害鳥獣情報」のセクションをチェックします。 - 滋賀県の広域マップ
滋賀県が提供する「鳥獣出没マップ」などで、長浜市を含む湖北地域全体の動向を確認します。 - 民間の安全情報サイトの併用
「ガッコム安全ナビ」のような民間の情報サイトも有効です。これらは自治体の発表より早く、住民による直接の目撃情報(不審者情報なども含む)が投稿される場合があります。
これらのマップを活用し、どのエリアで目撃が多発しているかを視覚的に理解することで、危険な場所に近づかないための具体的な行動計画が立てられます。
小谷城の熊出没の履歴と注意点

須賀谷温泉から近い主要な観光名所である「小谷城跡」は、浅井氏の居城として知られる人気の山城ですが、その立地は山林そのものであり、ツキノワグマの生息地です。
実際に、小谷城跡の清水谷ルートなどの登山道には、「クマ出没注意」と記された黄色い警告看板が設置されています。これは単なる脅しではなく、実際の目撃情報に基づいています。
過去の登山ブログや地元の観光情報(須賀谷温泉ブログ)によれば、2015年や2020年にも番所跡や山王丸・六坊丸といった城郭の中心部付近で、クマ(または小熊)が目撃されたとの情報が記録されています。
小谷城跡の散策は「登山」です
歴史散策の気分であっても、小谷城跡を巡ることは「登山」と同じリスク管理が必要です。歴史的な場所であると同時に、野生動物のテリトリーにお邪魔しているという認識を強く持つ必要があります。
前述の地元の観光情報ブログでは、「熊避けの鈴は小谷山登山には必需品」と断言されています。また、現地のビジターセンター(戦国ガイドステーション)で熊除け鈴が販売されていたという情報もあり、現地でも対策が最重要視されています。
ちなみに、小谷山にはニホンカモシカも棲息しているとのことです。カモシカは比較的おとなしい動物ですが、遠目ではクマと誤認する可能性もあります。ただし、「カモシカだろう」と油断しているとクマだった場合に危険ですので、いずれにせよ動物を見かけたら距離を取ることが肝心です。音の出るものを携帯し、人間の存在を知らせながら散策することが不可欠です。
木之本の熊の目撃情報

長浜市北部に位置する木之本地域は、岐阜県や福井県との県境にも近い、山深いエリアです。そのため、クマの目撃情報が頻繁に報告されています。
近年の情報でも、2023年11月には木之本町田部で、2025年には木之本町大見で目撃が報告されています。
木之本や余呉、西浅井といった湖北エリアは、キャンプ場やグランピング施設、登山口なども点在しています。レジャーでこれらの施設を利用する際も、クマ対策は必須です。
キャンプ場などでの注意点
- 食材の管理: 食材や料理をテントの外や車外に放置しないでください。クーラーボックスも、クマが開けられないよう車内に保管するのが基本です。
- ゴミの処理: 生ゴミや食べ残しは、クマを強力に引き寄せる原因になります。密閉できる袋に入れ、指定のゴミ捨て場に捨てるか、必ず持ち帰ってください。
- 就寝時: テント内に食品やゴミ、匂いの強いもの(化粧品など)を置かないでください。
特に早朝や夕方はクマが活発に行動する時間帯であるため、山間部での行動は複数人で行い、常に鈴やラジオで音を出すことを心がけてください。
川道の熊の出没状況

川道町は、長浜市内の比較的平野部に近い地域です。しかし、2025年の情報では、神照町で目撃されたクマが川道町方面へ移動したとの情報が発信されました。また、同年の目撃情報リストにも川道町が挙げられています。
これは、クマが山林から河川敷や田んぼなどを伝って長距離を移動し、平野部や住宅街に隣接するエリアまで出没する可能性を示しています。
クマは一晩で数十キロ移動することもあり、山と人里を隔てる「緩衝地帯」が機能しにくくなっているのが現状です。「山から離れているから大丈夫」という油断は禁物であり、市の情報をこまめに確認することが大切です。
須賀谷温泉周辺と滋賀県の熊対策

- 滋賀の熊出没の全体的な傾向
- 滋賀県の熊出没マップで広域確認
- 隣接する米原市の熊の目撃ケース
- 熊を引き寄せないための予防策
- 遭遇を避けるための登山時の装備
- 須賀谷温泉訪問時の熊対策まとめ
滋賀の熊出没の全体的な傾向

滋賀県全体、特に湖北地域(長浜市や米原市)では、ツキノワグマの出没が増加傾向にあります。この背景には、エサとなる堅果類(ドングリ)の不作が大きく影響しています。
ドングリ不作が引き起こす出没リスク
米原市の情報によれば、令和7年度(2025年度)は、湖北地域でブナ・ミズナラ・コナラといったクマの主食となる堅果類の不作が確認されました。 (参考:米原市「令和7年度堅果類豊凶調査結果とツキノワグマの出没予測について」※リンク先は米原市トップページです)
冬眠を控えたクマは、秋季に大量のエサを食べて脂肪を蓄える必要があります。しかし、山の中にエサ(ドングリ)が不足すると、エサを求めて人里周辺(柿や栗の木がある場所、養蜂箱、生ゴミ捨て場など)まで行動範囲を広げます。
このように、山の状況によって出没リスクは年ごとに大きく変動するため、「去年は大丈夫だった」という経験則は通用しません。特にドングリが不作の年は、最大限の警戒が必要です。
滋賀県の熊出没マップで広域確認

須賀谷温泉訪問にあたっては、長浜市の情報だけでなく、滋賀県全体で提供されている「熊出没マップ」や情報配信サービスを活用することが有効です。
クマの行動圏(テリトリー)は数十キロから百平方キロメートルを超えることもあり、行政の区分(市町村境)とは全く関係なく移動します。そのため、広域的な視点での情報収集が、予期せぬ遭遇を避けるために役立ちます。
滋賀県の公式ウェブサイトでは、県内の目撃情報を集約して地図上で公開している場合があります。また、大津市のように独自のメール配信サービスを提供している自治体もあり、県全体で対策意識が高まっています。
須賀谷温泉から米原市や岐阜県側へ移動する場合も、訪問先の自治体の情報を確認する習慣が重要です。
隣接する米原市の熊の目撃ケース

須賀谷温泉のある長浜市の東隣、米原市でもクマの目撃が多発しています。特に日本百名山の一つである伊吹山周辺での目撃が顕著です。
米原市の公式情報や、伊吹山ドライブウェイの公式サイトによると、2025年6月頃から8月にかけて、伊吹山の登山道や山頂駐車場付近で目撃が相次ぎました。
伊吹山での目撃情報(2025年)
伊吹山ドライブウェイの公式サイト(2025年9月1日更新情報)によると、8月17日(日)深夜と18日(月)早朝に、山頂付近に設置された獣害監視用カメラにクマが記録されました。さらに、8月21日(木)には山頂駐車場の斜面、8月31日(日)には東登山道付近でも目撃されています。 (出典:伊吹山ドライブウェイ公式サイト)
これらの情報を受け、現地では登山道以外の場所への進入禁止や、飲食物の管理徹底が呼びかけられています。
米原市では、伊吹山以外でも市内各地(山東地域など)で目撃情報が報告されています。
米原市内の主な目撃情報(令和7年度/2025年度)
| 目撃日 | 時間 | 場所 |
|---|---|---|
| 令和7年8月31日 | 午後6時ごろ | 伊吹山(東側) |
| 令和7年8月21日 | 午前10時ごろ | 伊吹山(駐車場付近) |
| 令和7年8月17日、18日 | 深夜・早朝 | 伊吹山(西側) |
| 令和7年7月21日 | 午後1時0分ごろ | 小泉 |
| 令和7年7月6日 | 午前10時20分ごろ | 上板並 |
| 令和7年4月24日 | 午後4時0分ごろ | 小田地先 |
(注:上記は米原市が公開した情報の一部です)
このように、長浜市と米原市は一体のエリアとして、湖北地域全体がクマの活動エリアであると認識して行動することが重要です。
熊を引き寄せないための予防策

クマを人里に引き寄せないためには、「クマのエサ」となるものを人間の生活圏に残さない・放置しないことが最も重要です。これは、米原市をはじめとする多くの自治体が、住民や訪問者に対して強く呼びかけている対策です。
これらの対策は、環境省が公開する「クマ類出没対応マニュアル」などにも記載されている、全国共通の基本的な予防策です。
クマを引き寄せない「3つの対策」
- 生ゴミや残飯を放置しない
人家の周りに生ゴミや残飯、ジュースの空き缶などを捨てたり、畑の収穫残さを野外に放置したりしないでください。バーベキューの残りや匂いがついた網なども同様です。 - 墓地の供え物
お墓参りの後、お菓子や果物などの供え物は、匂いにつられてクマが掘り返す原因になるため、必ず持ち帰るようにしてください。 - 収穫しない果実の撤去
収穫の予定がない柿や栗、ビワの実は、クマの格好のエサになります。放置せず、早めに撤去することが推奨されています。
旅行者であっても、宿泊先(特にコテージやキャンプ場)で出たゴミの管理を徹底し、車内に食べ物のゴミや匂いが強いものを放置しない、登山の際はゴミを必ず持ち帰る、といった基本的なマナーを守ることが、地域全体の安全につながります。
遭遇を避けるための登山時の装備

須賀谷温泉周辺の山林(小谷城跡など)や伊吹山などを散策・登山する際は、クマとの不意の遭遇(ニアミス)を避けるための装備が不可欠です。
1. 音の出るもの(熊避けの鈴・ラジオ)
最も重要な対策は、人間の存在をクマに知らせることです。クマは本来臆病な動物であり、聴覚も優れているため、人間の接近を察知すれば自ら避けてくれることが多いです。
- 熊避けの鈴: 登山中は常時携帯し、ザックなどに取り付けて音を鳴らしながら歩いてください。高音で遠くまで響くタイプのものが推奨されます。小谷城跡の登山では必需品とされています。
- ラジオ: 鈴よりも遠くまで音が届きやすく、特に「人の声」が流れるラジオは、クマが人間を認識しやすいとされています。
複数人で行動する場合は、時折大声で話したり、手を叩いたりすることも有効です。
2. 早朝や夕方の行動を避ける
早朝(夜明け前後)や夕方(日没前後)は、クマが最も活発に活動する時間帯(薄暮性)です。また、雨や霧で見通しが悪い日も、お互いの発見が遅れるため危険です。この時間帯の入山は極力避け、日中の明るい時間に行動してください。
万が一、登山道でクマの糞や足跡、木に付けられた爪痕といった痕跡(フィールドサイン)を新しく見つけたら、その先に進まず、すぐに引き返す勇気も必要です。
3. クマスプレーの携帯(上級者向け)
登山上級者や、より深く山に入る場合は、護身用として「クマスプレー(熊撃退スプレー)」を携帯することも選択肢の一つです。ただし、これは最後の手段であり、風向きや距離など、正しい使用方法を熟知していないと効果がないばかりか、自分にかかってしまう危険もあります。
4. 遭遇してしまった場合の対処法
もしクマに遭遇してしまったら、慌てず冷静に行動することが生存率を高めます。
遭遇時の絶対的ルール
- 距離がある場合(クマが気づいていない): 静かにその場から立ち去ってください。物音を立ててクマの注意を引いてはいけません。
- 距離が近い場合(クマが気づいている): 絶対に背中を見せて走って逃げないでください。クマは逃げるものを追いかける習性があります(時速50km以上で走れます)。
クマから目を離さず、ゆっくりと後ずさりしながら距離をとってください。 - 大声を出さない: 急に大声を出したり、ものを投げつけたりするとクマが興奮します。落ち着いた声で「ここにいるぞ」と話しかけるようにして、ゆっくり行動してください。
- 子熊の場合: 子熊を見かけたら、絶対に近づいてはいけません。近くに必ず母熊がおり、子熊を守るために非常に攻撃的になります。速やかにその場を離れてください。
須賀谷温泉訪問時の熊対策まとめ

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須賀谷温泉訪問にあたり、熊に関する情報と対策を総括します。正しい知識と入念な準備が、安全で楽しい旅行の鍵となります。訪問前に必ず最新情報を確認してください。
安全対策チェックリスト
- 須賀谷温泉が位置する長浜市ではクマの目撃情報が相次いでいる
- 2025年にはJR長浜駅近くの住宅街(神照町)でも人身事故が発生した
- クマの活動は早朝や夜間に活発化する傾向があるため特に注意
- 長浜市の公式ウェブサイトで「熊出没マップ」を訪問前に確認する
- 小谷城跡はクマの生息地であり「登山」と認識して装備を準備する
- 小谷城跡では「クマ出没注意」の看板が設置され鈴は必需品である
- 木之本町や川道町など市内の平野部や住宅地近くでも目撃情報がある
- 滋賀県湖北地域は2025年(令和7年度)にドングリが不作と報告された
- ドングリ不作の年はエサを求めて人里への出没リスクが非常に高まる
- 隣接する米原市、特に伊吹山周辺でも目撃が多発している
- 伊吹山では登山道や山頂駐車場付近でもカメラや目視で確認されている
- 山林に入る際は鈴やラジオで常に人間の存在を知らせる
- クマの痕跡(糞や足跡)を見つけたらすぐに引き返す
- 万が一遭遇したら背中を見せずゆっくり後退する

