こんにちは。湯の香りにつつまれて、運営者の「yuno」です。
北海道を代表する二大温泉地、洞爺湖温泉と登別温泉。地図を広げてみると、この二つは意外と近くにあることに気づきますよね。
「せっかく北海道まで来たのだから、両方の温泉をハシゴして楽しみたい!」と考えるのは旅好きとして当然の心理だと思います。
しかし、いざ計画を立て始めると「どうやって移動するのが一番いいの?」「バスは予約が必要?」「JRだと乗り換えが大変そう」といった疑問が次々と湧いてくるのではないでしょうか。
実はこの区間の移動、選択する手段によって快適さや所要時間が驚くほど変わってくるんです。
この記事では、徹底的にリサーチした情報をもとに、あなたに最適な移動プランをご提案します。それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解して、後悔のない旅にしましょう。
- 直通バス「高速いぶり号」の利便性と注意点
- JR特急を利用する場合の具体的な乗り継ぎ手順とコスト
- レンタカーやタクシーでの移動におけるメリットと冬場の注意
- 移動の合間に立ち寄れるウポポイや絶景スポット情報
移動手段を確定させる前に、まずは登別温泉に到着した後の回り方や主要スポットを把握しておきましょう。
洞爺湖から登別温泉への移動手段比較

まずは、この区間を移動するための選択肢を整理し、それぞれの特徴を深掘りしていきましょう。
旅の目的や同行者の有無、荷物の多さによって「正解」は変わります。
ここでは主要な4つのパターンについて、具体的なシチュエーションを交えて解説します。
直通バス高速いぶり号なら乗り換えなし

もしあなたが、大きなスーツケースを抱えての旅行や、ご年配の方・小さなお子様連れの旅行を計画しているなら、道南バスが運行する都市間バス「高速いぶり号」が間違いなくベストな選択肢です。
このバスの最大の強みは、「洞爺湖温泉のホテルエリア」から乗車し、そのまま「登別温泉のホテルエリア」まで直通で移動できるという点です。
他の公共交通機関では必ず発生する「駅での乗り換え」や「駅からの二次交通」というストレスが一切ありません。
ホテル前からホテル前へ直結する快適さ
具体的には、洞爺湖温泉のバスターミナルだけでなく、主要なホテルの近くにある停留所からも乗車可能です。
そして目的地である登別温泉でも、第一滝本館などの主要ホテルの目の前や、温泉街の中心地であるバスターミナルに停車します。
高速いぶり号を選ぶべき3つの理由
- 完全ハンズフリー感覚: 重い荷物をトランクに預けてしまえば、あとは座っているだけで次の温泉地に到着します。
- 乗り換えストレスゼロ: 寒い冬の日や雨の日でも、外を歩いて乗り換える必要がありません。
- コストパフォーマンス: JR特急を利用するよりも、トータルの運賃が安く済むケースがほとんどです。
ただし、デメリットとして「運行本数の少なさ」が挙げられます。
基本的には午前便と午後便の1日2往復程度(時期により変動あり)しか運行されていないため、このバスを利用する場合は、バスの時刻に合わせて旅行のスケジュールを組み立てる必要があります。
「時間は決まっていてもいいから、とにかく楽に移動したい」という方にとっては、これ以上ない移動手段と言えるでしょう。
JR特急とバスを乗り継ぐ行き方
「バスの時間に縛られず、好きなタイミングで移動したい」「JRの乗り放題パス(Japan Rail Passなど)を持っている」という方には、JR特急列車を利用するルートがおすすめです。
このルートは、単に列車に乗るだけでなく、バスへの乗り継ぎを含めた「3段階の移動」になることを理解しておく必要があります。
移動の3ステップ
- 洞爺湖温泉 → JR洞爺駅: 路線バスまたはタクシーで約20分
- JR洞爺駅 → JR登別駅: 特急「北斗」または「すずらん」で約40分
- JR登別駅 → 登別温泉: 路線バスまたはタクシーで約15分
このように、乗り換えが2回発生します。特に注意したいのが、駅での「接続待ち時間」です。特急列車は概ね1〜2時間に1本程度運行されていますが、駅と温泉街を結ぶバスとの接続が悪いと、駅で30分以上待つことになる場合もあります。
駅での待ち時間対策
JR洞爺駅や登別駅は、駅周辺に時間を潰せるカフェや観光施設が少ない場合があります(特に冬場は寒さもしのぐ必要があります)。
事前に乗り継ぎ時間をしっかり調べ、待ち時間が長くなりそうな場合は駅の待合室を利用するか、タクシーを利用して時間を短縮するなどの工夫が必要です。
とはいえ、特急列車のスピード感は魅力的です。スムーズに乗り継げれば、移動時間を有効に使いつつ、車窓から北海道の自然を楽しむことができますよ。

レンタカーやタクシーなら自由度が高い

「自分たちのペースで気ままに移動したい」「途中で気になるカフェや道の駅に寄りたい」という方には、レンタカーやタクシーといった車での移動が一番です。
プライベート空間が確保されるため、感染症対策や家族水入らずの時間を大切にしたい方にもぴったりです。
高速道路 vs 一般道
洞爺湖から登別温泉までは、ルートの選択肢が2つあります。
- 高速道路(道央自動車道): 虻田洞爺湖IC〜登別東ICを利用。所要時間は約50分〜1時間弱。トンネルが多いですが、最速で移動できます。
- 一般道(国道37号・36号): 内浦湾沿いを走行。所要時間は約1時間15分〜。信号が少なく走りやすい道で、海沿いの景色を楽しめます。
タクシー利用の現実的なコスト
タクシーで移動する場合、片道でおよそ15,000円〜17,000円程度が相場の目安となります。
「高い!」と感じるかもしれませんが、例えば4人のグループで利用すれば、一人当たり約4,000円前後。JR特急(指定席)+バス代の合計が一人約3,600円〜4,000円程度であることを考えると、実はコストパフォーマンスは悪くありません。
ドア・ツー・ドアの快適さと、重い荷物からの解放をお金で買うと考えれば、十分に検討に値する選択肢です。

冬場の運転は要注意!
北海道の冬道(特に峠越えや日陰の路面)は、雪やブラックアイスバーンで非常に滑りやすくなります。
雪道の運転に慣れていない観光客の方は、安全のために公共交通機関を利用するか、プロのドライバーにお任せするタクシー利用を強くおすすめします。
最も安い料金で移動する方法はこれ
「とにかく旅費を節約して、その分を食事やお土産に使いたい!」というバックパッカースタイルの方には、JRの普通列車(各駅停車)と路線バスを乗り継ぐ方法が最安ルートになります。
特急料金(自由席でも1,000円以上、指定席ならさらにプラス)がかからないため、移動コストを大幅に圧縮できます。ただし、このルートには「時間」と「手間」という対価が必要です。
東室蘭駅での乗り換えが必須
洞爺駅から登別駅まで直通する普通列車は非常に少なく、多くの場合、主要駅である「東室蘭駅」での乗り換えが発生します。接続が悪いと、トータルの所要時間が2時間半〜3時間を超えることも珍しくありません。
しかし、東室蘭エリアのご当地グルメ「室蘭やきとり(豚肉を使った串焼き)」を楽しんだり、のんびりとローカル列車の旅情に浸ったりできるのは、このルートならではの魅力です。
時間に余裕がある学生旅行や一人旅なら、あえてこのルートを選ぶのも楽しい思い出になるでしょう。
洞爺湖と登別温泉の距離と位置関係

移動計画を立てる上で絶対に理解しておきたいのが、この二つの温泉地の距離感と位置関係の罠です。
洞爺湖温泉と登別温泉は、地図上の直線距離で見れば約30kmほど。しかし、実際には間に山地があるため、陸路での移動距離は約50〜60kmほどになります。そして何より重要なのは、「駅と温泉街の距離」です。
ここがポイント!「駅 ≠ 温泉街」
多くの観光客が勘違いしやすいのですが、JRの駅を降りても、そこはまだ温泉街ではありません。どちらの温泉地も、最寄りのJR駅から数キロ〜10キロ近く離れているのです。
- 洞爺湖温泉: JR洞爺駅からバスで約20分(約6km)
- 登別温泉: JR登別駅からバスで約15分(約7km、しかも急な上り坂)
「駅に着けばすぐホテルだと思っていたのに、そこからさらにバス移動が必要だった…」とならないよう、この「ラストワンマイル」の移動手段も含めて計画を立てることが成功の鍵です。
もし洞爺湖での観光情報をさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。
洞爺湖から登別温泉の所要時間と観光

ここからは、単なる「移動」を「旅の楽しみ」に変えるための具体的な情報をお届けします。
所要時間の詳細な比較データや、移動ルート上にある魅力的な観光スポットを知ることで、より充実した旅程が組めるはずです。
公共交通機関での移動を考えている方は、到着後の足も気になりますよね。
登別温泉は、車がなくても徒歩圏内で十分に満喫できるスポットが豊富ですよ。

各移動手段の所要時間を徹底比較
それぞれの移動手段を使った場合、実際に「ドア・ツー・ドア(出発地のホテルから目的地のホテルまで)」でどれくらいの時間がかかるのか、そして費用の目安はどれくらいなのかを表にまとめました。
| 移動手段 | 所要時間の目安 (乗り継ぎ含む) | 費用の目安 (大人1名/片道) | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 直通バス(高速いぶり号) | 約1時間15分〜 | 約1,700円〜2,000円 | ★★★★★ (楽さNo.1) |
| JR特急列車+バス | 約1時間45分〜 | 約3,600円〜 | ★★★☆☆ (本数が多い) |
| JR普通列車+バス | 約2時間30分〜 | 約2,100円〜 | ★★☆☆☆ (とにかく安く) |
| レンタカー(高速利用) | 約50分〜1時間 | 高速代+燃料費 | ★★★★☆ (自由度No.1) |
こうして比較してみると、「直通バス」がいかに効率的かがわかりますね。
所要時間は車移動と大きく変わらず、料金もリーズナブル。もしバスの時間が合うなら、迷わず直通バスを選ぶのが賢い選択と言えそうです。
道内の高速バスは、時期によって満席になることも珍しくありません。
各社の料金や空席状況をまとめて比較できる、便利な予約サイトの活用がおすすめです。

バスの時刻表とスケジュールの注意点
先ほどからイチオシしている「高速いぶり号」ですが、利用する際には最新の時刻表確認と予約が欠かせません。
1日2便のチャンスを逃さない
基本的な運行パターンは以下の通りです(※ダイヤは変更される可能性があるため、必ず道南バス公式サイトで最新情報を確認してください)。
- 午前便: 朝食を済ませてチェックアウトした後の10時〜11時頃に移動するイメージ。
- 午後便: 洞爺湖でランチや遊覧船を楽しんだ後の15時〜16時頃に移動するイメージ。
もしこの2回のタイミングを逃してしまうと、次は翌日までバスがありません。その場合は、必然的にJRを利用するルートに切り替えることになります。
予約は必須レベル
高速いぶり号は予約制(定員制)となっていることが多く、特に紅葉シーズンやゴールデンウィーク、旧正月などのインバウンド観光客が多い時期はすぐに満席になります。旅の日程が決まったら、早めに予約を確保しておきましょう。
ウポポイに立ち寄る観光ルートもおすすめ
洞爺湖から登別温泉への移動ルート上、ちょうど中間地点にあたる白老(しらおい)町には、2020年にオープンした国立の施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」があります。
「ただ移動するだけじゃもったいない!」という方には、このウポポイを経由するルートが強くおすすめです。
移動と観光をセットにするプラン
実は、先ほど紹介した「高速いぶり号」の一部は、このウポポイを経由します。例えば、洞爺湖を朝出発し、ウポポイで下車して3〜4時間ほど観光(アイヌ文化の博物館見学や伝統舞踊の鑑賞、アイヌ料理のランチなど)、その後、夕方のバスやJRで登別温泉へ向かうというプランが可能です。
国立アイヌ民族博物館や体験プログラムなど、見どころが満載ですので、文化的な体験に興味がある方はぜひ立ち寄ってみてください。
(出典:公益財団法人アイヌ民族文化財団『ウポポイ(民族共生象徴空間)』)
絶景を楽しむドライブコースの魅力

レンタカーを利用する場合、単なる移動手段として高速道路を使うのも良いですが、時間に余裕があれば「内浦湾(噴火湾)」沿いを走る一般道(国道37号線・36号線)のドライブが最高です。
天気が良ければ、海の向こうに駒ヶ岳を望むことができ、北海道らしい雄大な景色が広がります。途中には「道の駅」もあり、地元の新鮮な海産物や野菜、ソフトクリームなどを楽しむことができます。
少し寄り道して「地球岬」へ
さらに、室蘭方面へ少しハンドルを切れば、北海道屈指の景勝地「地球岬(ちきゅうみさき)」があります。
100メートルを超える断崖絶壁の上に立つ展望台からは、見渡す限りの太平洋が広がり、水平線が丸く見えることからその名がつきました。運が良ければクジラやイルカが見えることも!移動の合間にこんな絶景に出会えるのも、車移動ならではの特権ですね。
登別温泉に到着した後の楽しみ方については、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
洞爺湖から登別温泉への移動に関するよくある質問(FAQ)
洞爺湖から登別温泉へ快適に移動しよう
今回は、洞爺湖から登別温泉への移動手段について、あらゆる角度から比較・解説しました。
最後に、改めて選び方のポイントをまとめておきます。
- 楽さを最優先するなら: 直通バス「高速いぶり号」(ただし要予約・時刻確認)
- 時間を柔軟に使いたいなら: JR特急列車+バス乗り継ぎ
- 自由気ままに観光するなら: レンタカー(冬場以外推奨)
- とにかく安く済ませるなら: JR普通列車(時間に余裕がある人向け)
移動手段が決まったら、次は登別での極上の滞在先を選んでみませんか?
yunoが厳選した、登別温泉で絶対に外さない人気の宿はこちらの記事で紹介しています。

どの手段を選ぶにしても、事前にしっかりと計画を立てておくことが、スムーズで楽しい旅への第一歩です。
特に冬場の北海道は天候によって交通機関が乱れることもあるため、常に「時間の余裕」を持って行動することをおすすめします。
二つの素晴らしい温泉地を巡るあなたの旅が、湯けむりと笑顔に包まれた素敵なものになりますように。どうぞ、気をつけて行ってらっしゃいませ!
登別温泉へのアクセス方法を確認したら、現地の絶景スポットや絶品グルメを登別温泉の観光攻略ガイドでチェックして、旅の準備を万全にしてください。

