こんにちは。湯の香りにつつまれて、運営者の「yuno」です。
国民的ドラマとして今なお語り継がれるおしんの世界観や銀山温泉の美しい雪景色に惹かれて、実際にロケ地を訪れてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ドラマのあらすじや何話に登場するのかといった基本情報から、物語の重要な鍵を握るこけしの歴史、さらには海外の反応や千と千尋の神隠しとの意外な共通点まで、知れば知るほど旅が楽しくなる情報が気になりますよね。
今回は、そんな銀山温泉とおしんの深い関係性について、聖地巡礼に役立つ情報をたっぷりとご紹介します。
- ドラマおしんの撮影ロケ地として使われた能登屋旅館の歴史的背景
- 物語の中で重要な意味を持つ銀山こけしの特徴と購入できる場所
- 海外ファンやジブリファンからも注目される銀山温泉の独自の魅力
- 冬の銀山温泉へ聖地巡礼に行くためのアクセス方法と観光スポット
銀山温泉とおしんの深い関係と歴史

ドラマ『おしん』の放送から40年以上が経過した現在でも、山形県の銀山温泉が「おしんの聖地」として多くの人々を惹きつけてやまないのには、単なるロケ地という以上の深い理由があります。
ドラマが描いた時代背景と、この温泉地が歩んできた歴史が見事にリンクしているからです。ここでは、物語と場所がどのように絡み合っているのか、その背景を掘り下げてご紹介します。
撮影ロケ地となった能登屋旅館の魅力

銀山温泉の景観を象徴する存在であり、ドラマ『おしん』ファンにとっての聖地とも言えるのが、温泉街の奥まった場所に堂々と佇む「能登屋旅館」です。
能登屋旅館

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ドラマの中では、おしんの母であるふじが出稼ぎに来ていた旅館のモデルとして登場し、雪の中に浮かび上がるその荘厳な姿は視聴者に強烈な印象を残しました。
実はこの建物、映画のセットなどではなく、大正10年(1921年)頃に建てられた実在する歴史的建築物なんです。
木造3階建て(一部4階)の重厚な構造は、当時の職人たちが西洋建築の要素を取り入れながら作り上げた「大正ロマン」の結晶と言えます。
特に目を引くのは、玄関正面にある唐破風(からはふ)の屋根と、空に向かって伸びる望楼(塔屋)の美しいシルエットですよね。
建物の前には赤い橋が架かっていて、この橋の上に立つと、まるでドラマの世界にタイムスリップしたような感覚になります。
その建築的価値は非常に高く、国の登録有形文化財にも指定されており、文化的にも貴重な遺産として保存されています(出典:文化庁 国指定文化財等データベース『能登屋旅館本館』)。
実際に現地を訪れてこの建物を前にすると、カメラのレンズを通さなくても、その圧倒的な存在感と歴史の重みに息をのむはずですよ。
能登屋旅館をはじめ、銀山温泉にはおしんの時代から続く情緒豊かな宿がいくつも守られています。
予約が取りにくい人気宿を確実に確保するコツや、yunoが厳選したおすすめの旅館ランキングはこちらです。

ドラマの何話に登場するかあらすじ解説
「銀山温泉が出てくるのは、長い物語の中でどのあたりだっけ?」と気になっている方もいるかもしれませんね。
全297回という長大なストーリーの中で、銀山温泉が特に象徴的に描かれるのは、物語の幕開けとなる「現代パート」と、涙なしには語れない「少女期パート」です。
銀山温泉が登場する主なシーンとあらすじ
- 第2話(現代パート)
81歳になり、スーパーマーケットチェーンの経営者として大成功を収めたおしんが、家族に何も告げず突然家出をします。彼女が一人向かった先こそが、真冬の銀山温泉でした。
降り積もる雪を宿の窓から眺めながら、孫の圭に自らの激動の人生を語り始める、物語の「語り出し」の場所として描かれています。 - 幼少期〜青春期(過去パート)
貧しい小作農の家計を支えるため、母・ふじが冬の間だけ銀山温泉へ出稼ぎに行きます。
奉公先での辛い日々に耐えかねた幼いおしんが、母の温もりを求めて雪道を歩き、この温泉地を訪ねていくシーンは、母子の絆を象徴する名場面として記憶されています。
あらすじの構造として面白いのは、現代の成功したおしんが、人生を振り返るための「原点」として、華やかな東京ではなく厳しい銀山温泉を選んだという点です。雪に閉ざされた静寂な空間は、彼女の心の内面を映し出す鏡のような役割を果たしているんですね。
おしんの母親ふじが出稼ぎした背景

ドラマの中で、おしんの母・ふじが銀山温泉で働いていた設定には、当時の東北地方の農村が抱えていた切実な現実が反映されています。
銀山温泉はその名の通り、かつては「延沢銀山」として栄えた鉱山町でしたが、17世紀後半に閉山。その後、湧き出る温泉を利用して、近隣の人々を癒やす「湯治場」として再出発した歴史があります。
農閑期の貴重な収入源として
おしんが生きた明治・大正期、冬になると雪深くなるこの地域では農業ができなくなります。
そのため、農村の女性たちにとって、冬場に客が増える温泉宿での住み込み奉公は、家族を養うための数少ない、そして貴重な現金収入の手段だったのです。
ドラマでは、ふじが冷たい水仕事に耐えながら必死に働く姿が描かれていますが、あれは単なる演出ではありません。
当時の多くの女性たちが経験した苦労そのものであり、そうした歴史的背景を知った上で銀山温泉を訪れると、ただ景色が綺麗なだけではない、かつてそこで生きた人々の力強い暮らしの息遣いが感じられるはずです。
作並こけしとの違いと特徴を比較

『おしん』の物語で欠かせないキーアイテムといえば「こけし」ですよね。
奉公に出される幼いおしんに対し、貧しくて何も買ってやれない母が、せめてもの慰めとして手渡した一本のこけし。おしんはこれを「母ちゃんの代わり」として肌身離さず持ち歩き、辛い時には話しかけて心の支えにしていました。
ここでよくある誤解なのですが、ドラマに登場するのは宮城県の「作並こけし」だと思っている方が意外と多いんです。しかし、実際におしんの聖地・銀山温泉で作られているのは、独自の「銀山こけし(通称:おしんこけし)」です。
| 特徴 | 銀山こけし(おしんこけし) | 作並こけし(宮城) |
|---|---|---|
| 系統・ルーツ | 鳴子系の技術を学び独自進化 | 作並系(子供の玩具として発達) |
| 胴体の形 | 鳴子系ベースでどっしりしており、中央にくびれがある | 胴が細く、子供の手でも握りやすい形状 |
| 顔の特徴 | 黒髪のおかっぱ頭で、目がパッチリと大きい(愛らしさを強調) | 比較的素朴で伝統的な切れ長の目や顔立ち |
| 構造 | 首を回すと音が鳴るものが多い(鳴子系の特徴) | 台座がついていることが多く、安定感がある |
銀山こけしは、大正時代に地元の職人が鳴子こけしの技術を学んで作り始めたのが起源とされています。
特にドラマ用に作られた「おしんこけし」は、テレビ映りを考慮してか、目がパッチリとしていて非常に可愛らしい表情をしています。お土産屋さんで探す際は、「作並」ではなく「銀山こけし」を目印にしてくださいね。
海外での人気と外国人観光客の反応

実は『おしん』、日本国内だけでなく、世界68ヶ国以上で放送された「世界的スーパーヒット作」だということをご存知でしょうか。
特にアジア圏での人気は凄まじく、中国、台湾、香港、タイ、ベトナム、イランなどでは、放送時間になると街から人が消えると言われるほどの社会現象を巻き起こしました。
そのため、現在の銀山温泉には、当時ドラマを見て感動した海外のファンが数多く訪れています。「あのおしんが泣いていた場所を一度見てみたい!」という熱量は、もしかすると日本人の私たち以上かもしれません。
特にタイでの人気がすごい!
タイ人の観光客にとって、銀山温泉は「日本で行きたい場所ランキング」の上位常連です。雪が降らない国の人々にとって、ドラマで見た深く積もる雪と、日本的な木造建築の組み合わせは、憧れの光景そのものなんですね。
最近ではSNS映えするスポットとしても世界中で拡散されていますが、その根底にはしっかりとした『おしん』というドラマの文脈があり、それが場所の魅力をより深めているのです。
千と千尋と似ていると言われる理由
銀山温泉を語る上で近年外せないのが、スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』の舞台に似ているという話題です。
公式にモデル地だと明言されているわけではありませんが、夜になってガス灯が灯り、木造多層建築の旅館が川沿いにズラリと並ぶ姿は、確かに映画に出てくる「油屋(湯屋)」の雰囲気にそっくりですよね。
なぜこれほど似ていると言われるのでしょうか。それは、銀山温泉の建築群が、映画の世界観と同じく「和洋折衷」のスタイルを持っているからだと考えられます。
- 多層的な木造建築:狭い谷間に客室を確保するため、建物が3階、4階へと垂直に伸びている点。
- 赤い橋と装飾:温泉街にかかる赤い橋や、建物のバルコニーなどのモダンな装飾。
- 異界への入り口感:夜の闇に浮かぶ幻想的な光が、日常とは違う世界に迷い込んだような感覚を呼び起こす点。
『おしん』の時代の大正ロマンと、ジブリのファンタジー。
この二つの異なる要素が奇跡的に重なり合うことで、銀山温泉は世代や国境を超えた多くの人々を惹きつける、唯一無二の空間になっているのかもしれません。
なぜここまで銀山温泉が「ジブリの世界にそっくり」と言われ続けているのでしょうか。
公式モデル地と言われる他スポットとの違いや、夜の油屋感が増す撮影ポイントについてはこちらに詳しくまとめています。

銀山温泉でおしん聖地巡礼を楽しむ

歴史や背景を知ったところで、ここからは実際に銀山温泉を訪れて聖地巡礼を楽しむための具体的かつ実践的な情報をご紹介します。冬のアクセス事情や、ここでしか手に入らない貴重なお土産情報など、旅の計画に役立ててください。
おしんこけしはどこで買えるか調査
ドラマでおしんが肌身離さず持っていたあのこけし。せっかく聖地に来たのなら、記念に手に入れたいですよね。「おしんこけし」を購入できるのは、温泉街の入り口付近にある「伊豆こけし工房 工芸館」というお店です。
ここでは、ドラマの撮影当時に使われたこけしのレプリカや、様々なおしんグッズが販売されています。
単なるお土産屋さんではなく、店内にはドラマ出演者(小林綾子さんなど)のサイン色紙や、撮影当時の貴重な写真も展示されており、ちょっとした「おしん資料館」としても楽しめます。
世界に一つだけの「誕生こけし」
また、この工房で特に人気なのが「誕生こけし」です。
これは、生まれた赤ちゃんの身長と体重をそのまま再現して木を削り出し、オーダーメイドで作ってくれるこけしのこと。おしんがこけしを我が子のように、あるいは母のように大切にしたエピソードと重なり、出産祝いとしても非常に喜ばれているんですよ。
冬の雪景色とガス灯が織りなす絶景

銀山温泉が最も美しく、そしてドラマの世界観に近づくのは、やはり冬です。1月から2月にかけての豪雪シーズン、屋根に分厚く積もった雪と、川沿いのガス灯の暖かいオレンジ色の光が作り出すコントラストは、言葉を失うほどの絶景です。
夕暮れ時、空がまだ少し青さを残している中、ガス灯にポッと火が灯ります。すると、降り積もった雪が光を柔らかく反射して、温泉街全体がぼんやりと発光しているような幻想的な雰囲気に包まれるんです。
この景色の中に身を置くと、おしんが生きた時代の寒さと、人の営みの温かさを同時に肌で感じられるような気がします。
撮影のベストタイミング
写真撮影をするなら、空が完全に真っ暗になる前、日没直後の「ブルーアワー」と呼ばれる時間帯(およそ15分〜30分間)が特におすすめです。空の青とガス灯のオレンジ色が混ざり合い、魔法のような写真が撮れますよ。
銀山温泉へのアクセスとバス移動手段
銀山温泉は山形県の山間部にあるため、特に冬場のアクセスには事前の準備と注意が必要です。基本的には、JR山形新幹線の「大石田駅(おおいしだえき)」まで行き、そこから路線バス(はながさバス)を利用するのが一般的なルートです。
冬場の移動に関する重要注意事項
- バスの時間と混雑:大石田駅からの路線バス「銀山温泉行き」は本数が限られています(1日数本程度)。また、冬の観光シーズンは非常に混雑し、満員で座れないことや、積み残しが発生する可能性もゼロではありません。余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
- 宿泊者専用送迎:温泉街の旅館に宿泊する場合は、駅から宿までの無料送迎バスを出していることが多いです。これが一番確実なので、予約時に必ず確認・予約を入れてください。
- 車での来訪リスク:冬の尾花沢市は日本有数の豪雪地帯です。積雪や路面凍結は日常茶飯事で、ホワイトアウトすることも珍しくありません。スタッドレスタイヤと四輪駆動車が必須となるため、雪道運転に慣れていない場合は、レンタカーではなく公共交通機関の利用を強くおすすめします。
- 駐車場規制:温泉街の中心部は道が狭く、一般車両は入れないことが多いです。手前の共同駐車場に停めて、シャトルバスや徒歩で移動する必要があります。
特に帰りのバスは大石田駅までの接続が重要で、新幹線の時間に合わせるには事前の予習が欠かせません。
乗り遅れて後悔しないための、バス停の場所やタクシー料金の目安を網羅したガイドを参考にしてください。

観光の見どころと周辺スポット紹介
温泉街を散策するなら、建物のディテールにも注目です。特に、旅館の壁面に描かれた「鏝絵(こてえ)」は見逃せません。
「古山閣」などの壁には、左官職人が漆喰(しっくい)を使ってコテ一つで描いた、色鮮やかなレリーフが残されています。これもおしんの時代から続く職人技の一つであり、建物の表情を豊かにしています。
合わせて巡りたいスポット
- 白銀の滝(しろがねのたき):温泉街の最奥部にある落差22メートルの滝。冬は飛沫が凍りつき、水墨画のような荘厳な姿を見せてくれます。
- 共同浴場・足湯:散策に疲れたら、建築家・隈研吾さんがデザインしたモダンな共同浴場「しろがね湯」や、川沿いにある「和楽足湯(わらしゆ)」で冷えた体を温めましょう。
- 山居倉庫(さんきょそうこ):少し距離はありますが(車で約1時間半〜2時間)、酒田市にある米穀倉庫群もおすすめです。ここはおしんが奉公に出された米問屋の象徴的な場所であり、セットで巡礼することで物語の理解がより深まります。
※各施設の営業時間や料金、冬季閉鎖情報などの最新情報は、必ず公式サイト等で事前にご確認ください。
銀山温泉のおしん聖地巡礼に関する疑問を解消(FAQ)
銀山温泉とおしんの物語を旅しよう
銀山温泉は、単なる美しい観光地というだけでなく、ドラマ『おしん』の物語と、日本の古き良き原風景が色濃く保存されている貴重な場所です。
母を慕うおしんの切ない心情や、雪国でたくましく生きた人々の歴史に思いを馳せながら歩けば、きっと通常の観光とは一味違う、心に深く残る旅になるはずです。
ガス灯の灯る大正ロマンの街並みと、厳しいけれど温かい雪国の記憶。ぜひ、あなた自身の目で、あの感動的な景色を確かめに行ってみてくださいね。
※当ブログでは、旅館の魅力を視覚的に伝えるためAI生成画像を活用しています。そのため、画像は実際の施設を写したものではありません。「思っていたのと違った」という失敗を防ぐためにも、宿泊を検討される際は、必ず各旅行サイトから公式の提供写真をご確認いただけますようお願いいたします。

